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大耳小耳

2005年12月20日(火)

 十七日に行われた文協五十周年記念式典。百四十六人の受賞者を中心にした式典作りにこだわったという。壇上には赤いカーペットが敷かれ、高齢者が多いことからも昼食会は立食ではなく、テーブルを用意。実行委員会の心遣いが見られた。「温故知新」を引くまでもなく、過去の功労者を顕彰するということは、将来を見据えることにも繋がる。これからの文協に期待したい。
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 日本会議国会議員懇談会は、主として自民党と民主党の議員がメンバーだが、次の国会で提出される女系天皇を容認する皇室典範改正案(政府案)に反対し、対案(独自案)を出すそうだ。つまり、養子を取ってでも男系男子を貫くべき、という案だ。さて、ブラジル日本会議は、海外唯一の支部的組織。当然、〃本家〃の考え方に同調しなければならないだろうが、個々の会員の気持はどうか。特に女性を尊重する二世会員は?
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 リオ州ノバ・イグアス市で先週、市内のナイトクラブやショッピングにトラベスチ用のトイレを設置する法案が市議会を通過したという。提案した同市議によれば「男女ともにトイレを気持ちよく使えないこと」がその理由だとか。最終的な判断は市長に委ねられた。AP通信は、同市の人口八十万人のうち、二万八千人がいわゆるトラベスチと呼ばれる人たちだと報じている。どうやってその数を調べたのか疑問はあるが、水着女性の絵葉書販売を禁止するリオ市の条例といい、これまた「ブラジル的」なニュース?

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