東西南北

2006年1月7日(土)

 ANP(石油庁)は六日、ガソリンスタンドで不純物混入を見分けるため、アルコールの色分けを行った。ガソリンに二五%混入するアニドロ(無水)・アルコールはみかん色に、ヒドロ(水和)・アルコールは無色透明とした。水または増量剤を混入して販売する可能性があるため。アルコール燃料を注入する場合、色で判断せよという。アニドロ・アルコールは免税となったため仕入れ原価が安くなった。政府は在庫アルコールの押収を断念したらしい。
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 ワグナー憲政相は五日、ルーラ大統領が二月中に再選に向けた出馬表明を行うと発言。
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 サンパウロ州検察局のピーニョ長官は五日、職権濫用の罪でアブレウ保安局長官を起訴した。アブレウ長官は昨年五月、サンパウロ市イタイン・ビビ区のレストランに行く途中、交通技術公社(CET)のついたてを路上に置き、交通を妨害した疑い。
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 ヴァリグ航空の買収を試みていたドッカスグループ代表のタヌレ氏は五日、同航空の買収を断念すると発表。しかし関連会社である貨物輸送のヴァリログとメンテナンスのVEMの買収をめざすことを明らかにした。
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 サンパウロ州海岸地方イーリャ・コンプリーダで五日朝、音楽家(54)を二日に殺害した容疑で少年三人が逮捕された。被害者の自動車を運転していたのを不審に思った少年の父親が警察に通報、犯行が発覚した。
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 パラナ州中央部の七都市で四日午後九時ごろ、震度四・三の地震が発生、揺れは十秒間続いた。震源はテレマコ・ボルバ市、地震は断層のずれによるもの。けが人や建物の被害はなかった。
上げは昨年の五・五三%の半分以下になるとみられている。