絵を楽しんで=表現力育てて=文協で児童絵画教室

2006年1月10日(火)

 学校の夏休み期間に行なわれる毎年恒例の「児童絵画教室」が今年も十六日から二十日までの五日間、文協で開講される。午前九時~同十一時。
 講師を務める画家は四歳から十歳までが金子謙一さん、十一歳以上は近藤直人さんが担当する。
 参加費は材料費込みで百レアル。必要な画材道具を持っていれば六十レアル。
 案内に来社した金子さんによると、最盛期には十歳以下のクラスだけで百人を超える年もあったが、デカセギブーム以後は六、七十人前後で推移している。
 「絵を描く楽しみをまず教えたい。現在各界で活躍するタレントでむかしこの教室に通っていた人も多い。自己表現力をもった子供に育ってくれれば」
 戦前に結成された日系画家のグループ「聖美会」の時代から続くという「児童絵画教室」の伝統。
 指導者の後継問題もあるが、「子供に絵を教える楽しさを知っている人が後に続いてくれれば」と、金子さんは話している。
 問い合わせ・申し込みは電話11・3208・1755(文協事務局、レジーナ)まで。