東西南北

2006年1月18日(水)

 前リオ州知事のアンソニー・ガロチニョ氏が、大統領選出馬に向け現職の州長官を一月末で辞任することを発表した。三月五日に開催予定のPMDB(民主運動党)党大会まで党公認待ちとなるらしい。二月には全国の党役員二万人を訪ね、支持を要請する。二月は、サンパウロ州訪問を予定している。本人は十二月に辞任を考えていたが、PMDBとPTを合流させようとするグループから反ガロチニョの噂を立てられた。情勢の流れを見て、大統領か上議か最終決定をするという。
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 デンゲ熱が、また北東伯地方で猛威を振るい始めた。〇五年の犠牲者は全国で四十三人、感染者は十八万四千人。〇二年の死者百五十人に次ぐ状況にある。北東伯地方だけで、犠牲者の四七%を占める。北伯地方が二一%。感染率では北伯のほうが高い。十万人に対し北東伯が一六八・七。北伯が二六一・七という。統計によると最近のデンゲ熱は、五年前のより死亡率が高いという。
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 竣工七十三周年を迎える市営市場は来る一月二十五日、数々のイベントを企画している。中二階のグルメ広場は、火曜日から土曜日午後九時まで営業する。九十日間は試験期間で、その後は結果次第で決める。駐車場は午後六時から無料。二十三日から二十九日は、二十四レシペの料理講習会を無料で行う。希望者は材料代として二レアルと腐らない食品一キロ持参し、施設へ寄付する。
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 学歴が給与に反映しないといわれる現在、修士課程修了者や博士号取得者の所得が平均四千六百レアルで大学卒業者より九六・三%多い。大学卒業者は平均所得が二千三百レアルで高卒より一七三・三%多い。いっぽう高中退以下は年々、給与が減少傾向にあると地理統計院(IBGE)が発表した。十年前に較べると修士や博士の所得は二四%減り、大学卒が二九%減った。高卒が三六%も減った。