「新生アセル」意気込み強調=カンペストレの新会館で新年祝う

2006年1月18日(水)

 [ロンドリーナ]アセル(ロンドリーナ文化体育協会、鈴木勇会長)は、去る十一月十五日落成したばかりのカンペストレの新会館で、一日、新年祝賀会を催した。鈴木会長ら首脳は、年頭あいさつのなかで、新生アセルの発展を祈念した。
 早朝から、かなり強い雨に見舞われ、市内バスを利用する人たちの出足がくじかれ、参会者は例年の半数のおよそ五十人だった。祝賀会は、午前九時半、土屋雅春さんの司会で始まり、先駆者の霊に一分間の黙祷を捧げ、日伯両国国歌斉唱と一月一日の「年の始めの歌」が合唱された。
 去る十二月の総会で、七年目の続投が決まった鈴木会長と平間靖旺評議員議長があいさつ、新生アセルとしての意気込みを強調、カンペストレが文化の殿堂、綜合スポーツセンターとして、若い世代にも活用され、発展するように力説した。
 続いて、蔵本強弁護士、教育指導者の酒井政廣氏、加藤喜代子元教師の祝辞があり、出席者の最高齢で評議員副議長の平沢正人さん(87)の発声で乾杯した。アセル野球部の婦人方の心をこめてつくった雑煮が供され、和やかな雰囲気のなかでの新しい門出となった。
 しかし、出席簿にサインした人たちの平均年齢は七十歳で、これからの若い人たちの参加も要望される新年祝賀会であった。(中川芳則通信員)