「悪質なデスパシャンテに騙されるな」=外国人再登録で宮原さん助言

2006年1月25日(水)

 宮原ジョルジさん(羽藤ジョージサンパウロ市市議議会秘書)は、二十三日、外国人再登録に関し、「悪質なデスパシャンテに騙されないで」と警告、助言をした。宮原さんは、さきに、連邦警察を訪ね、再登録のためフィーラになっている六十歳以上の人々を実際に見た。「三時間以上も並んでいた。可哀想(かわいそう)だった」と感想を述べた。日本語新聞を読まない、他国系コロニアの六十歳以上の人たちが多かったという。その人たちは、窓口で「再登録は必要ない」と帰された。
 宮原さんの助言の要旨は次のとおりである。
 (1)五十九歳以上の再登録該当者についてだが、ほとんどの人たちが、タッシャを多く支払っている。タッシャは二通りあるが、大半は百七・六五レアルでなく、六十九・〇二レアルですむはずだ。一度納入してしまうと、戻らない。
 (2)六十歳以上の人たちに、再登録をしないと問題になる、と電話をかけて来て、急(せ)かせるデスパシャンテがいる。私が手続きをしてあげる、と言い、手数料を取ろうとするのだ。騙されてはいけない。六十歳以上の人は法令で再登録しなくてもいいことになっている。
 ――「しかし」と宮原さん。期限切れのカルテイラを所持していて、心配なお年寄りも多いはずだから、それを解消するため、国会議員が動くべきだ、と述べた。具体的には、郵便局の窓口で「現在所持しているカルテイラは、法令9505号(九七年十月十五日)により、更新しなくてもいいことになっている」と記したビリエッテのような書類を配布できるように、法令で定めることだ、とした。