IPTU登録更新を=免税は3月31日まで

2006年1月27日(金)

 サンパウロ市役所(ジョゼ・セーラ市長)はIPTU(不動産税)の登録更新を進めており、各家庭に用紙が届いている。免税(Isento)物件の場合は、三月三十一日までに手続きを終える必要があり、注意が必要だ。
 「IPTU2006 Atualizacao Cadastral」と書かれた登録更新用紙が現在、市役所財務局から郵送されている。今までは登録の不備から、不動産を新しく購入したのに旧所有者の名前でカルネが届いていたり、豪邸にも関わらず免税、もしくはその逆だったりということがあった。
 登録更新用紙には、五項目の記入欄およびサイン欄がある。1)納税者氏名、2)納税者のCPF、3)所有者が複数の場合の人数、4)〇七年から毎月の納税期限日を選べる。その希望する日付、5)他の不動産を所有しているか。
 同更新用紙に加え、CPFの普通のコピー。さらに次の六つの書類から一つ以上を選んで普通のコピーを添付して、最寄の地区役所(Subprefeitura)の受付け広場(Praca de Atendimento)へ提出する。免税の場合は三月三十一日まで、納税している場合は十月までに提出すること。
 1)Certidao de matricula atualizada do Registro de Imovel(物件登記所に届けた登記書)、2)Escritura de compra e venda(カルトーリョに届けた地権書)、3)Contrato de cessao de direitos sobre o imoval(使用権の売買書=主に政府機関や軍名義の土地など)、4)Formal de partilha(遺産相続証明書)、5)Contrato de compra e venda(個人間の売買契約書)、6)Sentenca de usucapiao(裁判所の所有権判決)および、当人の所有を確認できる書類。
 なお、日本などの外国、サンパウロ市から遠隔地にいる人のためにインターネット(www.prefeitura.sp.gov.br)でも手続きできる。
 三最低給与以内のアポゼンタドリア(年金)をもらっている定年退職者が住む物件は免税、などの細部規定がある。不動産を購入した時に使った各日系不動産屋でも相談に応じているほか、さらに詳しくは市役所の問い合わせ電話(156)へ。書類を郵送する場合はRua Pedro Americo, 32 -11andar -Centro SaoPaulo -SP -CEP:01045-010まで。