コラム オーリャ!

 株を上げた(下げた)のはだれ(なに)か。
 週刊誌「ヴェジャ」の始めのほうのページ。毎号、話題の人物(事象)を取り上げ、ソーベ/デッセで分別表示したコーナーに注目している。旬が一目で分かる。
 今週号のソーベは中国が。昨年のGDP総額が英仏を抜き、世界四位の規模になると確実視された事情が背景にある。
 国際的な地位を高めている一方、国内での存在感も増す。先週末リベルダーデ区で旧正月を祝う行事があり、全国に報道されるなど関心を集めた。初開催ながら、同区で毎年恒例の日系行事並みの人出でにぎわった。
 近年は映画館でも中国映画が目立つ。剣道関係者はしきりに「ウルチモ・サムライ」以降、競技人口が急増したというが、確かにその影響力は絶大だ。中国文化はソーベ、日本文化はデッセ。そう分別される日も近いような気がする。(大)

  06/01/31