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老中棋戦に優勝して=吉田さん、めでたく六段

2006年2月28日(火)

 第三十五回老中棋戦大会(ブラジル将棋連盟主催)が二十六日、サンパウロ市リベルダーデ区の将棋連盟会館であり、約六十人が参加した。同大会は昨年、駒落ちから平手打ちにルールを変更し、昇段可能になった。吉田国夫さん(67)が五段以上の老中棋戦で優勝し、ブラジルで四人目の六段に昇格した。
 この日はカルナヴァルと時期が重なったため、参加人数が伸び悩んだようだ。二段戦出場者が一人だったため、初段・段外に組み込まれた。
 吉田さんは周知の通り、優勝常連者だ。現在生存している六段保持者は、吉田さんのほかに大原勝重さんと青木幹旺さんだけ。「運が良くて、駒を進めることができた。昇段ができて幸せです」と照れていた。
 各部門の優勝者(老中戦以外)は次の通り。四段=大久保正、三段=水口博、初段・段外・二段=山口栄一、親睦戦A=吉川長門、親睦戦B=馬場康二。敬称略。大久保さん、水口さん、山口さんはそれぞれ、五段、四段、二段に昇段した。

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