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大耳小耳

2006年5月9日(火)

 五日の記者会見で配られた中川農水大臣の経歴書には、なんと「経済産業大臣」と堂々と掲載されていた。これを配った総領事館員に訊くと「間違えました! すみません」とのこと。確かに前職は経産大臣だったが一国の大臣の肩書きを間違えるとは…。しかも、経歴書を最後まで見ると〇三年で終わっており衆院当選六回(本当は八回)とある。知ってから知らずか、大臣本人は前日にピエダーデの益田農場から差し入れされた〃献上柿〃を美味しかったと誉め、サッカー観戦の様子を楽しそうに語っていた。
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 同じく五日に日本館で行われた「子供祭り」のイナウグラソン。太鼓の演奏の振動で梁から木屑がパラパラ。建築から半世紀、クッピンも日本文化に浸透したよう。さて当日は寒かった。総領事の挨拶文が来ないと始まらない、と四十分近くお茶を飲んで代理の到着を待っていた来場者たち。異例のイビラプエラ公園長のあいさつも文協関係者の気配りから。
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 文協古本市へ。正午近くに文協ビルを訪れると、すれ違う人からは「もうないんじゃないの」。確かに会場に行くと、すでにかなりの量の本が出払っている様子だった。それでも何冊か「おっ」というものもあり、購入。開場時にはさぞ混雑したことだろうと想像した。ゆっくりと見られる常設の古本屋があるといいのだが、今のところは「早起き(早出)は三文の得」ということか。

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