ホーム | 日系社会ニュース | エスペランサ婦人会=領事夫人が勢ぞろい=団結見せた慈善バザー

エスペランサ婦人会=領事夫人が勢ぞろい=団結見せた慈善バザー

2006年5月12日(金)

 エスペランサ婦人会(熊谷美寿江会長)主催の第五十五回慈善バザーと第十六回女性だけの歌謡祭りが七日、文協で行われた。同婦人会最大の行事だけに、西林喜久子総領事夫人ら領事夫人約十人が勢ぞろいするなど、女性の団結を見せつけた。
 早朝から同婦人会の会員二百人が準備に奔走した。午前九時にバザーのテープカットが、同十時から歌謡祭りの開会式が行われた。
 味に定評のある桜餅や蜜豆をはじめ、どら焼きの自慢の手作り品が並べられた。貴賓室に作られた食堂には、うどん、ちらし寿司、握り寿司なども各二百五十食分用意されるなど、来場者は〃おふくろの味〃に舌鼓をうった。
 熊谷会長は「七十歳の方もみな手伝ってくれている。今年もいっぱいお客さんに来ていただいてうれしい」と笑顔でかたった。吉田アンナ副会長も「おばあちゃんたちもボランティアで助けてくれてありがたい」という。
 来伯一年足らずの喜久子総領事夫人は歌謡祭りの開会式で「今日一日、楽しくお過ごしください」とステージからあいさつ。遠くはアラサツーバや北パラナからの参加者もあった。
 同婦人会は戦後、食糧難になった母国を救済する運動の一環として一九五〇年に創立された。初代会長は大野ツヤさん。日系子女への情操教育、婦人の社会的地位向上などに努めてきた。

image_print