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バストス=卵祭りに鯉のぼりを=JICA中村さん=故郷に寄贈呼びかけ

2006年5月16日(火)

 バストス卵祭りに鯉のぼりを―――。サンパウロ州バストス史料館にJICA青年ボランティアとして派遣されている中村茂生さん(41、高知県出身)が今年七月に開催される「卵祭り」で鯉のぼりを揚げることを計画、県交流協会を通じ、故郷である高知で寄贈を呼び掛けている。
 よさこい祭りなどでも用いられるフラフ(大漁旗状で端午の節句などに揚げる)も併せて募集しており、十三日付け高知新聞で取り上げられた。
 今年四月に開催された『日系フェスチ』主催団体の反省会席上で「日系色が薄かった」ことが話題に上り、中村さんが鯉のぼりを揚げることを提案。高知県国際交流協会に相談したところ、とんとん拍子に話が進んだ。
 同協会は今月二十六日必着で募集、県内在住の青年協力隊OB会が送料の一部を負担するという。
 「今年四十七回を迎える卵祭りがさらに盛り上がってくれれば。この機会に何かが始まれば面白い」と県海外文化大使でもある中村さんは話し、学芸員を務める史料館での展示も視野に入れているという。

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