西功氏死去

2006年6月2日(金)

 パウリスタ野球連盟会長を長期にわたってつとめた弁護士の西功(にし・いさお)さんが、およそ一年間サンタクルス病院で加療中であったが、一日午後〇時四十分、脳溢血のため死去した。七十六歳だった。バストス生まれ、サンパウロ大学法科卒業。西功法律事務所を主宰。サンパウロ州知事補佐官、同議会顧問弁護士、州司法局補佐官、サンパウロ市長補佐官、日伯毎日新聞社法定社長を歴任した。
 パウリスタ球連会長は、およそ二十三年という〃長期政権〃だった。同球連のブラジル・スポーツ界における地位を確固としたものにし、日本はじめ中南米各国との野球交流も推進した。ほかにブラジル野球連盟会長、アルジャ・ゴルフ・クラブ評議員会会長、南米アマ野球連盟終身名誉会長。ピラチニンガ文化体育協会の創立会員で草創期は会長だった。
 一日は、コンゴニャス墓地で通夜、二日午前十時、同墓地に埋葬される。