ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

2006年6月6日(火)

 連邦行政関係情報統一システム(Siafi)のデータで、過去十年間に連邦裁判所の人件費が一〇三%、検察庁のそれが一二〇%増加したことが判明。国会は六三%増。職員の増加が要因とみられる。
     ◎
 二〇〇六・七年収穫を政府が一億三〇〇〇万トンと予測する中、農業生産者らは予測を三〇%下回ると悲観。ほとんどの生産者が政府の融資支援策の対象とならず、種や肥料など作付にこと欠くと訴えている。
     ◎
 マット・グロッソ州シングー国立公園で生活するインジオ約一二〇人が三十一日以降、パラナチンガ市の水力発電所建設現場に侵入、職員一二〇人の外出を阻んでいる。職員らにけが人はなし。インジオらは発電所の取り壊しを要求。連邦裁判所が先月十一日に、同発電所の工事中止と既に完成した施設の取り壊しを決定していた。
     ◎
 ブラジルのインターネットによるバーチャル市場が年間一三億ドルの規模にまで拡大し、一万人がサイト取引で生計を立てている。市場は年四〇%増の割合で拡大。サイト取引は当初、競売や貴重品などの販売が多かった。現在は八〇%が、定価制の新商品紹介である。サイト取引を一躍ビッグ・ビジネスに立ち上げたのは一九九九年、アルゼンチンから米国へ出稼ぎに行ったゴルペリン氏とブラジル人のトウダ氏で、金融商品の販売から始めた。
     ◎
 本紙三日付二面記事「大統領、一次投票で当選か」の記事で、四八%の得票で当選となるのはおかしいとの指摘を読者から頂きましたが、これは白票と無効票が一三%から一四%に上るためです。この点を本文で触れず、誤解を生んだことをお詫び致します。

image_print