「梅花流」御詠歌を指導=日本から久峩さん

2006年6月6日(火)

 曹洞宗両大本山南米別院佛心寺が、日本からの講師を招き、梅花流(ばいかりゅう)特派師範巡回講習会で御詠歌の指導を行う。御詠歌とは曹洞宗の仏賛歌の呼称。読経よりわかりやすく家庭内での日々の務めとなる。
 講師は宮崎県にある法明寺住職の久峩章稔さん。約七十曲あるうち、仏法僧の三宝に帰依する曲や先祖を供養する曲などを指導する。
 二日に着聖した久峩さんは、カッポン・ボニート、イタペチンガ、モジ、ポンペイヤ、フォルモーザ、ラヴィーニャ、ローランジア、イビラスを廻り、十八日佛心寺に戻る。同寺では、十八、二十両日に講習会を、十九日に移民法要を行う。ブラジルを離れた後はペルーで講習会を続け、二十四日に帰国する。
 久峩さんは「幅広い年代の方に習ってもらってますよ」と御詠歌の指導に意欲を見せた。