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2006年7月7日(金)

 外国人犯罪人引き渡し条約締結や代理処罰制度制定に関する署名活動がブラジルでも進んでいるが、日本の全国知事会から国に要望することが正式決定される見通しになった。静岡新聞によれば、十二に島根県で開催される全国知事会に向けて、五日の同総務常任委員会で内定した。帰伯逃亡デカセギ問題をめぐる運動はこれから、すべての県で取り組みが始まる。日系人なら誰でもデカセギに行ける時代は終わったようだ。デカセギ自体を否定するのでなく、日伯交流をより長続き発展させるために必要な条件付けがこの運動か。
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 今月一日朝、邦人企業駐在員がサンパウロ市近郊のゴルフ場に向かう途中、走行中の車両に拳銃を発砲される事件が発生した。二十~二十五歳位の男性二人が路上で手を挙げ車両停止の合図をしたが、被害者がそのまま通り抜けようとしたところ、道路中央に出て車両後方から発砲。弾丸が助手席ガラスをかすめたほかに被害はなかった。
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 「第四回ブラジルYOSAKOIソーラン祭り」が今月三十日に開催される。四年前にブラジルで立ち上げられた組織委員会。その中心となった飯島秀昭委員長によれば、最近は同祭りの創始者で、日本の組織委員会専務理事を務める長谷川岳さんとも連絡を取っており、「今後も関係を続けていきましょう」と言われたという。ブラジルでも市民権を得つつある「YOSAKOI」。さらなる相互交流とブラジル社会への普及に期待。

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