「くぬぎ」使えば有利=シイタケ栽培、「苗木」販売

2006年7月18日付け

 コチア郡の大野農場で、キノコ栽培用のくぬぎの苗木が、よく育っており、販売されている。
 以前、ブラジルでシイタケ栽培が始まったとき、ユーカリ材を使用するのが常識だった。いま、くぬぎ(ドングリの木)に変わりつつある。くぬぎを使うほうが、材に力があることから、味がよく良質のキノコが採れることは実証されている。これは、原木栽培でもおが屑で栽培する菌床栽培の場合でも同様である。
 大野農場には、すでに二百万本以上の苗木が育っている。二年もの、三年ものから五年ものまであって、単価は四レアルから十レアルまで。多くの人たちにくぬぎ植林をしてほしい、といっている。「まず、くぬぎ林を見にきてほしい」と案内。現場で植える間隔や植え付け方を教える。販売の最少単位は五十本一束、五百本以上でサンパウロしから百キロ以内なら無料で配達する。問い合わせ電話11・4702・6322(おおの、午後六時以降夜間のみ)、11・4655・0680(たてざわ)。