東西南北

2006年8月4日付け

 サッカーチーム、サントスに所属するコレイア選手の母親(53)が二日朝、サンパウロ市東部イタケーラ区の自宅から車で拉致されそうになった。連れ去る途中、犯人らは運転を誤り市内バスに正面衝突、直後にもう一台の車に乗り換えて逃走。後部座席に残された母親は無事だった。
     ◎
 連邦警察は二日、少年四人が空き家で発見した大金が昨年八月にセアラー州フォルタレーザ市の中央銀行支店から盗まれたものだったことを確認した。少年らは復讐を恐れ、発見日(二十九日)以降家に引きこもっているという。
     ◎
 検察庁はPCCの襲撃で死亡した消防隊員の家族への補償に、押収したPCCの資金を当てるよう裁判で要求。
     ◎
 リベルタドーレス杯の準決勝サンパウロ―シーバス・グアダラハラ(メキシコ)の第二戦が二日、サンパウロ市モルンビー競技場で行われ、三―〇でサンパウロが第一戦に続いて勝利を収め、決勝進出を決めた。決勝進出は六度目で、二年連続四度目の優勝を狙う。準決勝のもう一方は、インテルナシオナル(ブラジル)とリベルタード(パラグアイ)の対戦で、第二戦が三日に行われる(第一戦は引き分け)。
     ◎
 サンカルロス連邦大学は、輸出向けのカシャッサ開発に成功と発表した。国際衛生基準によれば、カシャッサに含まれる重金属の銅は一リットル当たり二ミリグラム以下という。ブラジルで市販されるカシャッサは五ミリグラム以下で、健康に影響はないとされる。ブラジルでは、カシャッサの蒸留に銅のランビキを使う。ステンレスのランビキで代用したところ、味と香りが落ちる。試行錯誤の結果、大理石のランビキで成功した。