全伯棋士がサンパウロ市に集結=27日、第59回名人戦

ニッケイ新聞 2006年8月10日付け

 ブラジル将棋連盟(中田定和会長)は二十七日、ガルボン・ブエノ街19番三階の同連盟会館で「第五十九回ブラジル将棋名人戦大会」を開く。長い歴史を誇り、全伯大会の中でも権威ある同大会。中田会長、奥田定副会長、斉藤広専務理事が案内のため来社、参加を呼びかけた。
 当日は午前七時半から受付け、九時半から開会式。対局は十時からで、名人戦(六組)、四段戦(六組)、三段戦(六組)、二段戦(一組、総当たりリーグ戦)、初・段外戦(一組、駒割りリーグ戦)でそれぞれ予選を行い、名人から三段まで一組二名ずつがトーナメント戦に進出する。このほか、四段以上、三段以下による親睦戦も行われる。
 大会会費は、一般三十レアル、八十歳以上二十レアル、十六歳未満は無料。
 昨年の大会には約百人が出場したという。「ベレンやパラナ、ミナス、マット・グロッソからも実力者たちが参加する予定です」と中田会長。「お昼は食事も用意しております」と来場を呼びかけている。
 当日は連盟会長の選出も行う。問い合わせは将棋連盟(電話11・3209・7687)まで。