東西南北

ニッケイ新聞 2006年8月17日付け

 市民に大迷惑をかけた地下鉄だが、ストの次は値上げ攻勢を仕掛けている。現在二・一〇レアルの一回券の二・三〇レアルへの値上げをレンボ知事と交渉中。一年八カ月の間料金が据え置かれたこと、二年後の四号線開通によるコストアップが理由。結論は選挙後に出る見込みで、ビリェッテ・ウニコ(バスと地下鉄を乗り継いで三レアル)も同じく値上げされるという。
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 大サンパウロ市圏コチア市で十五日、ジャルジン・ピオネイラ区の草むらから十五歳、十七歳、十九歳の少年三人の遺体が発見され、市警は殺人事件とみて捜査を開始した。三人とも十四日以降、家に戻らず家族が捜索願を出していた。また、サンパウロ州ジャグアリウーナ市では、十六歳の少年が川岸で首を切られ殺されている。
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 フォルクスワーゲンは十五日、今年に製造されたフォックス、ポロ、ゴルフ、コンビなど四万八〇〇台のリコールを発表。インジェクターの不具合で、燃料漏れの恐れがある。
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 電信庁によると、今年七月に国内の携帯電話保有台数は九三〇四万七〇〇〇台に達した。過去十二カ月間では二一・五%の増加。
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 ブラジルの理科の教科書に来週、太陽系の惑星をこれまでの九個から三個が新たに仲間入りし、十二個になるらしい。国際天文学会は十六日、表決し公式名を付与する。新顔は火星と木星の間に、セレスが飛び入り。それから海王星の外側にカロンテとシェナがある。球体が直径二〇〇〇キロメートル以上あって太陽系を公転していれば、惑星と見なすようだ。その他、まだ十二個の惑星が太陽系の仲間入り候補に上がっている。