350食を売り尽くす=愛知県人会、笑みいっぱい=盛況のフェイジョアーダ会

2006年8月24日付け

 愛知県人会(伊藤アンテノール会長)主催のフェイジョーダ会が二十日、同会館で開かれた。用意したフェイジョアーダ三百五十食分を完売するなど盛況だった。
 同県人会ではフェイジョアーダに「ライト」を提供しているのが特徴。「重たい」イメージがあるため、敬遠されがちなフェイジョアーダ会に「中高年以上も参加しやすいように」と、以前から続けられている。
 「普通」が用意されたのは、意外にも今回がはじめて。こちらは若い会員の要望に応えて販売したという。
 味付けなどは、サンパウロ市内の有名なイタリア料理店でパテシエをしている青年部の江口クリスチーナさんが担当。調理の過程は両方ともほとんど同じで、ライトの方は脂分が多い豚の耳やしっぽ、足、鼻などの代わりに、リングィッサなどを大目に入れてある。
 両方とも肉を煮込むまえに、湯通しして余分な脂分をとってあり、塩もほとんど加えられていないため、「普通」味でも「ライトのように食べやすい」と評判だった。
 午後三時前には三百五十食を完売。準備をした同県人会の青年部も喜んでいた。
 伊藤会長は「皆さんからおいしいと評判です。来年以降も是非続けていきたいです」と笑顔で話していた。