今年は400杯売上げ=にぎわったラーメン祭り=北海道協会

2006年8月24日付け

 ブラジル北海道協会婦人部「はまなす会」による「第十一回ラーメン祭り」が二十日、サンパウロ市の北海道交流センターで開かれた。午前中は小雨の降るあいにくの天気だったが、午後からは客足も順調に伸び、一日で四百杯を売り上げるにぎわいを見せた。
 北海道祭り、もち祭りと並ぶ同協会の目玉行事、ラーメン祭り。午前十一時から午後四時まで、今年も多くの人が会場を訪れた。
 同協会婦人部「はまなす会」の四十三人が中心となって、四日間かけて準備を進めたという。昨年は五百杯を販売した。会場では青年部や壮年部も協力。今年はさらに多い六百杯の醤油ラーメンが用意された。
 同協会のラーメンの特徴は、日本から麺を輸入していること。カンタレーラで買い出した材料は、スープ用の鶏、豚十キロ、豚足三キロ。焼き豚は二十キロを準備したという。
 友人同士や家族連れ、非日系の来場者も多く見られた。持ち帰り用のラーメンセットも販売され、会場で食べた後、さらに家族に持ち帰り用を購入する人も。
 ラーメンのほか、巻き寿司や中華おこわ、ちらし寿司、イチゴ大福なども販売された。
 以前の会館で開かれた最初の祭りから来ているというサンパウロ市在住の男性(70)は「おいしかったですよ」と一言。「北海道協会は若い人たちが自発的に催しを手伝っている。それが大きな利点ですね」と会場を見渡した。
 小雨交じりの午前中から午後は快晴に。客足も順調に伸びた。この日は他所での行事も多く、販売数は昨年より少ない四百杯にとどまったが、会場ではビンゴも行われるなど、終日にぎわった。水野会長は「今年はちょっとフラッコだったけど、また来年がんばりますよ」と明るく話していた。