「水彩画の日」にあわせ=東洋街で9日から展示会=サンパウロ市

2006年10月31日付け

 第一回水彩画展「水彩画の空間―よりよい世界のために―」が、十一月九日から二十六日にかけて、サンパウロ商業協会(ガルボンブエノ街83)の広報文化スペース(ECCO)で開催される。著名な水彩画家ファングさんや、セルマ・ダフリーさん、ガリナ・シャチコフさん、ルイス・ゼミニアンさんら四人を迎え、日系人四人を含む総勢二十三人の作品が展示される。アーティストらによるイベントなども企画されている。
 同展は、サンパウロ市が去年十一月二十三日を「水彩画の日」と制定したことに由来して行われるもの。 メキシコ人水彩画家アルフレッド・ガチ・ロージャさん(メキシコ・シティー水彩画国立博物館役員)が、UNESCOと協同で「水彩画の日」制定を呼びかけている活動の一環にあたる。サンパウロ市では昨年、野村アウレリオ市議の尽力により、制定が実現した。
 展示会初日の九日は午前九時より「芸術のある朝食」。講習会や作品の競売が行われる。
 「水彩画の日」にあたる二十三日には、ファングさん、セルマさん、ガリナさん、ルイス・ゼミニアンさんらそれぞれによる、デモンストレーションと、応募作品への相談会が実施される。
 アドバイスをもらいたい作品の応募は会場で行っている。受け付けは九日から二十二日(午前九時~午後四時)。参加三十レアル、視聴のみは二十レアル。
 展示会への入場料は無料。午前十時から午後五時(入場は午後四時半まで)。
 詳細はホームページ(www.pintar.com.br)または代表コマツ・ヘジーナさんまで(11・3819・9309、朝~午後十時)。