開拓の苦労を現場で=仏連が南麻州へ慰問布教

2006年11月8日付け

 佐々木陽明ブラジル仏教連合会会長が団長の布教教派遣団(稲場ペドロ、富沢栄昌、杉本浄信、大江田晃義師)が十一日から十四日まで、南マット・グロッソ州の奥地慰問布教を始める。
 奥地慰問布教の目的を佐々木会長は「都会でのおつとめだけでは、日本移民たちの本当の苦労がわからない。若い僧侶たちには、開拓地の苦労を現場で見て感じ取ってほしい」と話す。
 十二日は午前十時から、南マット・グロッソ州のドウラードス日本人会館で開拓先亡者追悼法要。法話は、ポルトガル語(稲場ペドロ師)と日本語(佐々木陽明師)の二カ国語で行われる。
 十四日以降は、佐々木師と大江田師が同地に残り、希望者に対して植民地墓地、記念碑訪問参拝を行う予定。
 「先没者のためにお経を読んでほしいと望む方のところを訪問します。遠慮せずに申し出てください」と佐々木会長は呼びかけた。
 問い合わせは南マットグロッソ州日伯文化連盟(67・421・3449)まで。