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2006年11月10日付け
救済会とABJICAの共催で行われた講演会、「二十一世紀を生きる高齢者の生活」に集まった人数は二百三十人にも及んだ。関係者によると四百人近くの参加希望者があったという。その参加者の半分は非日系人。ブラジルでは、二〇〇三年に「介護士」の仕事も一職として認められるようになった。高齢者社会の進行と平行して関心を持つ人も増えてきているのだろう。ブラジルは高齢者に優しい国。介護の技術がもっと上がれば、さらに住み易い国になるはず……。
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サンパウロ総領事館の安全対策情報によると、五日午後五時四十分ごろ、サンパウロ市サン・ルイス地区のゴルフ練習場に強盗が侵入、練習していた約二十人から金品を強奪する事件が起きた。犯人は三十代と見られるリーダーと五人の少年からなる六人組。拳銃、ナイフで武装しており、練習客、従業員らを壁際に並ばせ現金、携帯、ゴルフセット、車の鍵などを奪い逃走した。その間わずか一時間。練習客の半数は韓国系だったが、邦人一人も金品を奪われた。
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名古屋で先月、在日ブラジル人司牧担当者による集いが開かれ、広島や大阪、名古屋、横浜、東京など全国の七教区から約三十人が集まった。日本の「カトリック新聞」の報道では、在日ブラジル人子弟の教育問題などについて話し合われたほか、〇八年のブラジル日本移民百周年に向けた記念事業に関しても意見を交換。現在のところ、〇七年度の長崎巡礼、各教区レベルでの記念ミサ、笠戸丸の神戸出航百年目にあたる〇八年四月にプロテスタント教会やブラジル大使館などにも呼びかけ記念式典を開くこと、などが予定されているという。