カラオケでも民謡を=150人が出場、のど競う=沖縄民謡カラオケ

2006年11月24日付け

 沖縄県人会(与儀昭雄会長)主催の「第十三回沖縄民謡カラオケ大会」が十九日、同県人会館で行われた。
 沖縄の民謡をカラオケで歌う同大会。今年は昨年を上回る百四十八人が出場して練習の成果を競った。サンパウロ市内をはじめ、サントス、カンピーナスなど近郊支部からの出場もあった。
 通常のコンクールでは三線(沖縄三味線)の伴奏で歌われる沖縄民謡。しかし、伴奏に合わせて歌うのは難しく、三線の練習にも時間がかかる。「カラオケだったらできるけど」、そんな関係者の願いから同大会がはじまったという。
 今年ははじめて「チビッコの部(十三歳まで)」も設け、四歳の子も出場した。「二世、三世になって歌詞の意味が分からなくても、聞いてみて『いいな』と思って始めることで故郷の文化が伝わっていくと思います」と与儀会長。一方で「毎年出場者が増えて、来年はもっと早く始めないといけないかも知れませんね」と嬉しい悲鳴も。
 大会は「新人」「優秀」「最高」の各カテゴリでそれぞれ高齢者(七十歳以上)、一般の出場者がのどを競った。これまでのグランプリ獲得者も出場し、大きな拍手を受けていた。
 各カテゴリ優勝者は次の通り(カッコ内は支部、敬称略)。【新人】高齢=高江州義盛(ビラカロン)、チビッコ=天願愛子(カンピーナス)、一般=宜野座クリスチナまゆみ(ジャバクアラ)、【優秀】高齢=城間貞吉(サントアンドレ)、一般=真川マリオ(ビラカロン)、【最高】高齢=大城幸子(ビラアルピーナ)、一般=奥浜真一(サントアンドレ)、【グランプリ】大城則康(サントアンドレ)。