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郷土色前面に出して=新しい企画「青葉祭り」

2006年12月6日付け

 ブラジル宮城県人会(中沢宏一会長)は九、十の両日、同会館(サンパウロ市リベルダーデ区ファグンデス街152)で「青葉祭り」を開催する。今回が初。九日は午前九時から午後八時まで、十日は午後六時まで。
 両日とも地下一階では、ブラジル農協婦人部連合会やモジ・イタペチの芳賀蘭園の関係者らが入り、加工農産物や手芸品、手作りの各種料理などを販売する。
 ハーブ、薬草、大豆などを栽培し「宮城ハーブ園」として準備されている屋上では、名物の牛タン、牛タンカツに加えて冷やし中華、冷やしそうめん、餃子、すし、餅、刺身などの各種食べ物のほか、ハーブの苗なども販売される。
 日曜日の同会館内サロンでは、リベルダーデ商工会の青年らによって仙台青葉祭りの伝統芸能である「すずめ踊り」が披露されるほか、フォークダンス、カラオケ、太鼓、民謡などのショーも予定されている。
 また〃郷土の誇り〃である漫画家、石森章太郎の展示コーナーや漫画関係のブース、宮城折り紙教室の展示、北国物産コーナーや古本の販売、大豆製品とその効用を紹介するキャンペーンなどもある。
 同祭は、会員の生産物や手作り製品を販売する機会を設ける目的から企画され、今後も毎月第三週の土日におこなう恒例行事として続けられる予定。
 祭りの名にある「青葉」は仙台の青葉城と同地の代表的な行事である「青葉祭り」に由来。祭りのシンボルは藩祖、伊達正宗公となっている。
 中沢会長は開催にあたり「東洋祭りと同日ですが、リベルダーデ地区の活性化のため、相乗効果がうまれることを期待しています」と話し、多くの来場を呼びかけている。

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