東西南北

2006年12月27日付け

 技術者の男性(48)が二十四日夜、サンパウロ州カンピーナス市の交差点で停車中、二人組の男に襲われ、頭を撃たれた後病院に運ばれたが死亡した。両親と義弟、姪を乗せていた男性は車を降りた後、父親が降りるのを手伝おうと後部ドアを開けたが、犯人らは抵抗しようとしたと勘違いし発砲、車を奪い逃走した。被害者らは道路沿いのクリスマス飾りを見物した後、親戚の家でイブを祝う予定だった。
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 サンパウロ市北部サンタナ区チエテ・バスターミナルで二十三日夜、駐車場で乗用車に乗ろうとした女性二人(50、37)を男が脅し、トランクに詰め込んで走り去った。男は途中乗用車をぶつけたがさらに運転を続け、再び乗用車と衝突。運転者と口論したが、軍警の到着前に徒歩で逃げた。
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 サンパウロ州プレジデンテ・プルデンテ市で二十三日、クリスマスと年末を自宅で過ごすため仮出所した服役者が、帰宅途中裁縫店に侵入し、背広を盗んだ。しかし服役者は事件直後、背広を小脇に抱えた姿を怪しんだ軍警に逮捕され、刑務所に送還された。フェスタで格好をつけたかったと供述。
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 サンパウロ州サンタカーザ・デ・ジャウー市で二十四日、二十三歳の女性が拒食症のため死亡。身長一六五センチ、体重は三五キロだった。少女時代は肥満に悩み、体重は一〇〇キロに達していた。
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 バイア州サルヴァドール市のベーカリー業界に変化が起きている。パン屋さんをパダリアと呼ばず、デリカテッセンまたはパドッカ・パウリスタと呼ぶ。これまで露店の屋台で売られた庶民の味、タピオカやアカラジェ、アバラー、カリマン、クスクス、アイピンが高級ベーカリーに定番として並んでいる。