富重かずまさん1周忌=誌友ら追悼俳句大会

2007年1月13日付け

 一昨年十二月十六日死去した富重かずまさん(当時ニッケイ俳壇選者、『蜂鳥』誌主宰)の一周忌追悼俳句大会が、去る十二月二十日、文協ビルで催された。俳句愛好者五十人余りが出席、追悼句を作句してかずまさんを偲んだ。
 来賓は、小川彰夫文協副会長、栢野桂山『のうそん』『老壮の友』選者、浜照夫日系文学編集長、大熊星子氏ら。
 会場には、ドナウ川を背景に写したかずまさんの写真が、大好きだった薔薇の花に囲まれ、あたかも誌友たちを見守っているようだった。
 近藤玖仁子さんの司会で、かずまさんに黙祷を捧げたあと、来賓たちが心のこもったあいさつ、誌友たちの思い出話に思わずほろりとさせられるなどして、俳句会に移った。
 今年から兼題として「かずま忌」というのを設け、最高得点者には「かずま賞」が出されることになった。第一回かずま賞を受けたのは池田童夢さんだった。俳句大会は、間部よし乃さんの閉会のあいさつで終わった。(広田ユキさん通信=当日の出席者たちの作品は後報)