東西南北

2007年1月30日付け

 フォーリャ紙が下議四四一人を対象に行った調査によると、下院議長選挙はキナリア氏(労働者党)三五・一%、レベロ氏(ブラジル共産党)二九・二%、フルイチ氏(ブラジル民主社会党)が一四・五%の支持を集め、キナリア氏とレベロ氏の決戦となる可能性が高い。フルイチ氏の出馬がなければ、キナリア氏が一次投票で勝利を収めるとみられていた。
     ◎
 大サンパウロ市圏オザスコ市のバールで二十七日夜、石工が軍警に額を拳銃で撃たれて死亡した。軍警は殺人容疑で逮捕された。銃を持った四人の男がいるとの通報で駆けつけた軍警が身体チェックの最中に射殺。石工は銃を持たず、抵抗もしなかったと目撃者。
     ◎
 サンパウロ市地下鉄四号線の建設工事の監督官が、九〇年代に同監督官の所有する会社(Engemab)が違法に工事請負契約を結んだとして起訴されていた。見返りに同社は当時の地下鉄公団総裁の自宅を建設したという。
     ◎
 米国の研究所の調査で、ブラジルはキリスト教新教ペンテコスタウ派の信者が昨年二四〇〇万人と、世界で最も多い国であると判明。二位の米国(五八二万人)を大きく上回るが、カトリック教徒(一億三八四〇万人)と比べると、まだまだ少数派。
     ◎
 国公立大学の入試合格発表が一斉に行われる。サンパウロ連邦大学(UNIFESP)が二月一日。サンパウロ州立大学(UNESP)が二月二日。カンピナス州立大学(UNICAMP)が二月六日。サンパウロ大学(USP)とサンタカーザ医大、軍警学校が二月七日。サンカルロス連邦大学が二月十日。入学手続きが期限内に行われないと、次席に回される。