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加藤会長を再選=鳥取県人会総会=11月に55周年式典開催へ

2007年2月24日付け

 ブラジル鳥取県人会の二〇〇七年度通常総会が十一日、サンパウロ市の同会館(交流センター)で開かれた。事業決算報告などのほか役員改選が行われ、加藤恵久会長が再選された。総会ではまた、今年会創立五十五周年を迎えることを受け、十一月に記念式典を行うことも確認された。
 総会で発表された昨年度収支は、収入が十二万八千七百八十一・一四レアル。支出が十万七千六百八十七・六八レアル。母県補助金のほか、文化講座による収入が約五万七千レアルを占めた。会館の設備費を引いて一万五千七百十一レアルの黒字となった。
 日本文化、ダンスなどの各種講座を会館で実施する同県人会。昨年は週に約五百人が利用、講座開講のほか、十一月には鳥取県との中堅リーダー交流事業で二人の交流員が来伯。今年は二人が鳥取を訪問する予定になっている。
 今年度も県連フェスティバルや中国ブロック県人会の諸行事への参加のほか、文化講座を継続。創立五十五周年式典は十一月二十五日に予定している。
 予算の詳細は示されなかったが、各種講座による収入のほか、婦人部によるやきそば会などの活動も行っていく考えだ。
 役員改選では、現会長の加藤氏を会長とするシャッパを承認。三期目となる加藤会長はあいさつで、新しい理事に「中堅リーダー事業や留学、研修の経験者が増えてきている」と期待を表わし、「鳥取の人が一致してがんばりましょう」と呼びかけた。
 この日は、三年の任期を終えて三月に帰国する第二アリアンサ鳥取県派遣日本語教師の谷口太郎さんがあいさつに訪れたほか、昨年度県費留学生の末永あゆみさん、今年度研修生の木下ミリアンはるみさんがそれぞれ感想と抱負を述べた。
 総会の後は一品持ち寄りによる新年会、演芸会が開かれ、出席者は親睦を深めた。ウィリアム・ウー下議も会場を訪れた。

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