関心大きかった古武道=二天の岸川さん、ブエノスへ

2007年3月7日付け

 二天武道研究所の岸川ジョージ主宰は、去る二月二十三、二十四日、アルゼンチンのブエノス・アイレスを訪問、同地の研究所道場二周年を記念して会員に古武道の「稽古をつける」ともに、一般対象でも普及に努めた。訪問は、同地のマスコミも多大な興味を示し、岸川さんの動きを紹介した。
 初日は、ブエノス市内の日本大使館でマスコミとの会見が行われた。大使館側からヨシノ・マサヒロ領事とタケア・ユウジ広報担当も顔を見せ、岸川さんの「日本文化普及」に協力した。岸川さんは、席上、『オ・リブロ・ドス・シンコ・アネイス』(宮本武蔵の二天一流について記された『五輪の書』のポ語版)を領事に贈った。
 軽食のあと、二天ブエノス支部道場で剣術の型、組み合いなどの披露を行った。
 二日目、二十四日、岸川さんは会場を市内パレルモの日本庭園に移し、古武道全般をブエノス市民に見せた。観衆は四百人、剣術の型、組み合い、杖術、十手などを熱心に見守った。岸川さんは、会場が大いに気に入り「ブエノスの日系社会にとって、この庭園があるのは大きな誇りだ」と述べた。
 同日、ブエノスにおける新しい二天武道研究所のコオルデナドールとしてジョエルさんが指名された。さらに関心のある人たちを対象に古武道の特別教室が開かれた。