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2007年3月9日付け

 先日、認知症高齢者に適した住環境について講演した隼田尚彦さん。ブラジルは日本に比べて介護福祉専門の人材育成に課題があるという。そこでまずは援協が独自の教育システムをつくり、資格認定制度を導入してはと提案していた。これにはまだ法制度や指導者不足などが問題にあるようだが、こんなシステムがブラジル内でいち早く導入できれば、援協の評価もアップすること間違いなしでは!?。
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 サンパウロ市イビラプエラ公園内で始まったCorpo Humano展が好評だ。入場料三十レアルという高値にも関わらず、連日長蛇の列。匿名の中国人から教育目的で特別献体された、本物の人体十六体と二百二十五臓器が、特殊〃プラスチック〃加工された状態で展示されている。なんといっても実物の迫力か。お化け屋敷ではないが、怖いモノ見たさもあってNY、東京、ロンドンなど世界各地で好評を博した。場所は同公園内のOCA。平日は午前九時から午後七時まで、土日祭日は午前十時から午後八時まで。
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 サンパウロは連日の暑さが続いている。ビールという気分ではなく、水やスーコじゃ味気ないというとき、リベルダーデで飲めるアイスコーヒーがありがたい。日本で飲むそれと多少違うのはご愛嬌。台湾でも飲むようだが、これは砂糖をたっぷり入れ、お茶のように薄く入れたコーヒーに飲む直前、コンデンス・ミルクを入れるというもので、供するレストランもある。家庭で簡単に楽しむコツは「インスタントコーヒーを使うこと」だそう。