ミナス州モデル校=生徒の8割は非日系=昨年末にサイトも開設

2007年3月16日付け

 【ベロ・オリゾンテ発】ミナス日本語モデル校(馬場秀雄校長)では、生徒の八〇%が非日系でその比率はこの四年ほどで一気に増えた、という。
 教師歴二十年を数える宮本君代さん(62、兵庫県出身)は、「つい三年前までは半々でした」と振り返る。全生徒四十五人中、日系人はわずか八人のみ。
 同校は一九六九年に創立され、七二年に文協の一部となり、日本企業進出全盛期を迎えた。JICAの支援をえてモデル校に指定され、九一年に現校舎を開校した。同校の近隣地域にはサンゴタルド、イパチンガ、ジャナウーバ、モンテス・ブラーロス、ピラポーラなどの日語校もある。
 常任教師は四人で、JICA青年ボランティアの鍛冶田芳衣さん、そのほか時間決めの教師一人、助手一人の体制だ。
 四年前に来伯したばかりの教師、植野潤子さん(59、大阪府出身)。夫がミナス出身のブラジル人で、カナダで留学中に出会い結婚し、日本で子供を育て上げ、成人したので、夫と二人でブラジルへ。
 日本で保育園助手をしていた植野さんは子供の扱いがうまいと定評がある。宮本さんも「ほんとに助かります」とうなずく。
 昨年末にポ語ホームページ(www.emljmg.com.br)もできた。同校(31・3428・3199)にはYOSAKOIソーラン、そろばん、踊り、習字なども教室もあり、随時生徒も受付中だ。