東西南北

2007年3月17日付け

 ブッシュ米大統領を囲んでシュラスコ(焼肉パーティー)の席。ブッシュ大統領「サッカーで強いのは、サンパウロかい」。セーラ知事「いいえ、パウメイラです。ルーラ大統領のコリンチアンスも侮れないけどネ」。アモリン外相「強いのは、サントスだヨ」。リオ・グランデ・ド・スル州出身のガルシア前党首「クラブ対抗で世界一は、インテルだったヨ」
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 上院は十五日、公金を横領した疑いのあるNGO(非政府系団体)を調査する議会調査委員会(CPI)を設置した。CPI設置は第二次ルーラ政権発足後初めて。カルドーゾ政権時代の九九年以降のNGOの活動が調査の対象となる。
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 確実視されていたバウビノッチ下議(ブラジル民主運動党)の農務大臣就任が怪しくなってきた。同下議は銀行の債務返済を延長するために公文書を偽造した疑いで最高裁が調査中、新たな告発の可能性があるとのうわさに大統領府は神経を尖らせている。
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 サンパウロ市南部イタイン・ビビ区で十四日夜、二人組の男が交差点で停車中の車の運転手にオモチャの拳銃を突きつけてカバンを奪おうとした。運転手は仕事帰りの市警の警官で、窓ガラスを開けると同時に一人を射殺、もう一人を現行犯逮捕した。
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 サンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポス市に住む年金生活者の男性(69)が持病のパーキンソン病を治療するとだまされ、男二人に三万四七〇〇レアルを奪われた。いい医者がいると男性に言い寄った男は、ホテルでニセ医師に会わせて男性に現金を払わせ、その後二人とも行方をくらました。パーキンソン病は不治の病とされる。