太陽ホテル、感謝の催し=首都で老人会員ら招く

2007年3月17日付け

 【ブラジリア支局】ブラジリア郊外に位置するマイソン・ミズノで、去る十日、カルダス・ノーバスで太陽ホテルを経営する加藤マリオ、佐竹兄弟による、顧客への謝恩イベントがあった。毎年ホテルを利用してもらっているということで、ブラジリア老人会およびニッポ・クラブのテニス愛好者へ感謝の気持ちを表した。
 参加者たちは、サンパウロで歌手として活躍する伊藤カレン、斉藤エジソン、ノブヒサ・ヒラタの三名による、童謡から演歌まで、幅広い歌唱を会食しながら楽しんでいたが、最後には円陣になって踊りだすほどに盛り上がった。
 ブラジリア老人会は会員数も約二百人ほどの大所帯で、毎月一回は会館に手作りのご馳走を持って集まり、カラオケや誕生祝いを行っている。去年まで二十年ほど会長であった山田邦夫さんが二十年前、当時一つにまとまらなかった日本人会を憂い、一つにまとまったグループを、と考え発足させたのが始まりであり、ブラジリアにおける一世の集まる特異な存在である。
 今年、山田さんは病弱が理由でやむなく会長職を高橋氏に禅譲することになった。
 ニッポ・クラブも七つのサイブロコートを持ち、全伯日系レベルでも遜色のない実力者を擁し、日々技術の研鑽に励んでいる。他所からブラジリアの銀行や官庁に転勤した人たちも多く、テニスを通じての愛好者相互間の親睦の面でも同クラブの果たしている役割は大きい。