■ひとマチ点描■しっかり者の婦人部

2007年3月17日付け

 しっかり者の婦人部がいる県人会の活動は盛ん――とはよく言われることだが、長崎県人会の婦人部(約20人)は昨年暮れ、同会館に業務用の大型冷蔵庫=写真中央=を寄贈し、会員に感謝されている。
 宮崎静子婦人部長によれば「以前の冷蔵庫は壊れっぱなしで使えなかった」そうで、「ヘソクリを貯めて買いました」と笑う。こっそり値段を聞くと3000レアルは下らないとか。「ブラスの問屋街を20軒以上探し回って選んだ」というから買い物上手。
 「一度食べたら病み付き」と評判の同会主催の「ながさきチャンポン祭り」では昨年9月、400食をほぼ完売し、大賑わいの盛況ぶりだった。
 宮崎婦人部長が「チャンボン祭りの時はもう1台いるぐらい」と計算すると、すかさず中野恵市会長が横から「本当にありがたい。じゃあもう1台」と催促。でも、「もうヘソクリはありません」と応酬。しっかり者だけに財布のひもはゆるくない?!  (深)