小倉信吉氏

2007年3月20日付け

 サンパウロ産業組合中央会の副主事などをつとめた小倉信吉(おぐら・しんきち)さんが十七日午前一時ごろ、サンタ・クルース病院で老衰のため亡くなった。享年九十七歳。
 千葉県銚子市出身で一九三〇年頃に渡伯。戦後サンパウロ産業組合中央会の副主事、専務代行などをつとめ、奥地から移り住んできた移住者の近郊での養鶏、果樹栽培指導に尽力したほか、救済会理事として福祉活動にも携わった。一九八五年、日本政府から勲六等旭日章を受章している。
 葬儀は同日、ビラ・アルピーナ墓地で執り行われ、荼毘にふされた。
 初七日のミサは二十三日午後七時半から、サンパウロ市のサンフランシスコ・デ・アシス教会(Rua Borges Lagoa,1209,Vila Mariana)で執り行われる。