京都会=杉山会長が続投へ=来年、京都文化産業フェア開催

2007年3月22日付け

 ブラジル京都会(杉山エレナ会長)は、第三回定期総会を十八日、東京農大会会館で行った。杉山会長の続投が拍手で承認されるとともに、新役員が決められた。日本の市民団体「京都ブラジル文化協会」が、〇八年九月にブラジルで「京都文化および産業フェア」を開催するにあたり、今後、京都会でもそのための準備が行われていく予定だ。
 総会は先没者への黙祷で始まった。杉山会長は、ポンペイアから訪れた西村俊治名誉会長(98)を紹介し、「昨年は忘年会も新年会もできませんでしたが、無事に府からの友好使節団をお迎えすることができました」と、協力者に感謝の意を示した。
 〇六年度の事業報告、会計報告と〇七年度の事業計画が確認されたのち、会役員の改選に移り、杉山会長の続投と新役員の一覧が公開された。
 京都からは、昨年、京都府議会議員友好使節団十一人が来伯したが、来年の百周年には、府知事の来伯がほぼ確定している。総会では、「知事をお迎えするのに、人数が少ないのでは申し訳ない。県人でなくても、京都にゆかりのある人にぜひ声をかけていこう」と呼びかけがなされた。
 また、〇八年九月の五日間には「京都文化および産業フェア」が、日本から関係者の一行が来伯して行われるという。県内のブラジル研究者やブラジルに滞在したことのある人で構成されている京都ブラジル文化協会は、四年前から同計画を進めてきており、茶の湯、生け花、絵画の展示や着物ショーなどを予定している。
 杉山会長は「日本の方々がやる気になってくれてますので、京都会でもできる限り協力していきたいです」と意気込みを語った。
 総会後に昼食親睦会が行われ、集まった約五十人はにぎやかなひと時を過ごした。
 新役員は以下の通り(敬称略)。名誉会長=西村俊治、会長=杉山エレナ、第一副会長=大野宏江、第二同=鈴木拓磨、第一書記=三宅英理夫、第二同=計良パウリ―ナ、第一会計=新井レオ直人、第二同=ー赤松カルロス、監査役=西藤一彦、吉岡パトリッシオ、小倉しんご、監査役代理=松本まどか、大角総丙、吉岡みどりクリスチーナ。