刊行物

2007年3月31日付け

 『ブラジル日系文学』武本文学賞(第二十四回)特集が発行された。入賞は小説部門の「植民地は花盛り」(森淳介)のみで、翻訳、随筆、短歌、俳句、川柳、詩の各部門の佳作作品がそれぞれ一~四編掲載されている。連載・ブラジル文学「ガイジンの子」(サムエル・ラヴェ作、小高利根子訳)、同「時と風」あるロドリゴ大尉=第八章(エリコ・ヴェリッシモ作、田畑三郎・八巻培夫共訳)、ほか。
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 文芸同人誌『国境地帯』(十七号、発行・編集=菅沼東洋司さん、アルミニオ市)が発行された。追悼作品「黒い海鳴り(二十二枚)」(故リカルド宇江木)、「リカルド宇江木の世界」(伊那宏)、長編詩「カルナバル」(則近正義)、自伝的回想「文化人類学入門私記」(第二回・八十七枚、前山隆)、随筆「子供のための教育を思う」(富岡絹子)、ほか。