大耳小耳

2007年4月26日付け

 本来今は、文協理事会選挙などに浮かれているべき時期ではない。四月中には百周年記念事業の正式な見直し予算を総領事館に提出せねばならない。肝心の百周年事業や、JICAの日系社会支援縮小をさしおいて、目先の権力闘争に熱中し分裂騒ぎをしていて良い時なのだろうか。
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 文協会長選第三の男、小川彰夫氏が自らの候補者とともに、記者会見を行った。今回の投票は会員の直接選挙ではなく、投票するのは百六人の評議員。効果そのものより、候補者の意思統一をアピールした点にあるのだろう。評議員選挙では、〃玉虫色の支援者〃を指摘されてきただけに名誉挽回といったところか。評議員に対する各派マニフェストのアピールは選挙当日に行われるのみだ。
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 新任駐日ボリビア大使のマサカツ・ハイメ・アシミネ・オオシロ氏が二十五日、皇居で信任状を捧呈した。これにより、中南米からの日系人大使は、パラグアイの田岡功大使、ベネズエラのセイコウ・イシカワ大使に続き三人目。沖縄タイムスによれば、ボリビアではまた、一九七〇年代の軍政時に戦前移民の子弟であるアルマンド・ヨシダ大使が就任しているという。