東西南北

2007年5月3日付け

 ブラジル・ファッション会議がサンパウロ市で開催され、ジル文化相が発言。
ジル「諸君。ブラジル・ファッションは、ブラジル文化の起爆剤です」
聴衆「それで大臣のスーツは、どこ製ですか」
ジル「スーツとシャッツ、靴、ネクタイは、残念ながら舶来品だヨ」
聴衆「靴下ぐらいは国産?」
ジル「国産は猿股だけ」
     ◎
 サンパウロ州グアルーリョス市ドトゥラ道で三十日夜、市警警部が拳銃不法使用の疑いで現行犯逮捕された。飲酒運転をしていた警部は挙動不審の若者を見つけ空に向けて発砲。その後自動車から降りて歩き出した。同乗していた妻が警察に通報、公衆電話のブースにいたところを取り押さえられた。
     ◎
 ミナス・ジェライス州ゴヴェルナドール・ヴァラダーレス市で二十八日未明、生まれた直後の乳児を両親が地中に生き埋めにしたが、三時間後母親の親戚に救助された。乳児は重体だったが、翌日には容態が安定した。妊娠を隠していた母親(17)は父親(20)の助けを借りて出産。埋めた後で家に帰り、出産したが死産だったので埋めたと打ち明け、不審に思った親戚が現場に向かい乳児を発見した。
     ◎
 大サンパウロ市圏オザスコ市のファベーラで一日、火災が発生、一歳の双子の女児二人が焼死した。両親は外出中で、近所の住人が二人を救出しようとしたが、炎に阻まれた。配線のショートが火災の原因とみられている。
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 先月末と一日の二日間に続いた大雨のため、ペルナンブッコ州レシフェ市周辺地域で五人が土砂崩れで、四人が自動車ごと川に転落して死亡した。市警によると、同州では八〇世帯が避難生活を送っているという。