文協選挙=「これからは一評議員として」=小川候補が選挙振り返る

2007年5月4日付け

 先月二十八日に行われた文協選挙に会長として立候補したものの、健闘むなしく涙をのんだ小川彰夫氏が二日午後、本紙編集部を訪れ、支援者に感謝の言葉を述べると共に、今回の選挙を振り返った。
 小川氏は自身が最初から携わってきた水曜シネマが九十回続き、延べ二万七千人が来場したことを報告、同日文協を訪れ、関係者に「これからも続けてほしい」とあいさつしたという。
 国士舘大学センターで七月に開催予定の「さくら祭り」の委員会にも、元同センター運営委員長として出席、後任者に引継ぎを行う考えだ。
 選挙を振り返り、評議員のほぼ百パーセントの投票があったことから、「すごい組織」と再認識したものの、選挙結果を「残念」とコメントする人が多いことを挙げ、「評議員とコロニアの意見は違うと思う。これからの二年を見て、後悔する人もいるのでは」とも話す。
 「評議員選挙立候補者のプロフィールなどを、文協が日ポ両語で広報する必要があった」と反省を促し、「会長の任期を二年から三年に変えるなど、選挙ごとに定款を変える弁護士さんたちのゲーム」と皮肉る。
 先の選挙では十八から二十二票程度、としていた票読みを大きく下回り、得票は十二だった。
 「入れてくれた人には感謝。文協の将来を考えてくれたシャッパのメンバーには有り難いとしかいいようがない」と話し、〃唯一〃足並みが揃ったシャッパであったことを強調した。
 「楽しかった」――。
 一連の選挙活動の感想をそう笑顔で表現、「これからは一評議員として意見していきたい」と話した。