ATMの利用提携開始=ブラジル銀とセブン銀

2007年5月5日付け

 【静岡新聞】ブラジル銀行とイトーヨーカ堂系列のセブン銀行(東京都、安斎隆社長)は二十八日、現金自動預払機(ATM)利用提携を開始し、ブラジル人の多く住む浜松市東区のイトーヨーカドー浜松宮竹店で記念式典を行った。全国のコンビニやスーパーなどに設置された約一万二千台のセブン銀ATMで、ブラジル銀のキャッシュカードを使って現金の引き出しや預け入れなどができるようになった。
 預け入れ、引き出しについては平日の午前九時から午後八時までATM手数料が無料。ブラジル銀の送金用カードを使えば本国への送金も可能になる。提携によって、ブラジル銀は利用者の利便性向上を、セブン銀は約三十万人といわれる在日ブラジル人の顧客囲い込みやATM設置店舗の利用促進を狙う。
 記念式典では、ブラジル銀のシッセロ・フィゲイレード・ポンテス在日支店代表が「実際に試してみると使いやすく、感動した」と利用を勧め、セブン銀の安斎社長は「ブラジル銀行の顧客満足を高め、期待に応えたい」と語った。