ブラジル人妻、刺され死亡=夫のブラジル人工員を逮捕

2007年5月8日付け

 【静岡新聞】五日夜に浜松市中区のアパートで妻をナイフで刺したとして、浜松中央署は六日未明、殺人未遂の疑いでブラジル国籍、同市中区泉、工員の容疑者(29)を逮捕した。意識不明の重体だった妻の同国籍、工員(25)は七日未明、市内の病院で出血性ショックによる多臓器不全で死亡した。同署は七日午前、殺人容疑に切り替え、容疑者を静岡地検浜松支部に送致した。
 調べでは、容疑者は五日午後七時半ごろ、同市中区泉一丁目のアパートの自室で、妻の腹部を自室にあった果物ナイフで刺した疑い。容疑者は「大変なことをした」と容疑を認めているという。
 妻は一カ月ほど前から容疑者の部屋の隣の親せき方で別居中で、同署は夫婦間のトラブルの可能性もあるとみて動機を調べている。