書道、水墨画、そして刻字=茨城県人会=文化事業作品展

2007年5月9日付け

 墨の芸術展、茨城県人会創立四十周年記念祭典以来、六年ぶりの開催となる「第二回ブラジル茨城県人会文化事業作品発表会」(主催同県人会=鈴木康夫会長)が十二日、十三日の午前九時から午後五時まで文協ビル貴賓室で行われる。
 書道教室開設十五周年の今年、同会員の書道六十点、水墨画五十点、刻字三十点ほか、合計百五十点の作品が展示される。
 当日は、北辰教師の根本碧水・布美書道担当、小林月仙水墨画担当、若松如空刻字担当ほか、三人計七人の教師の作品も展示される。
 ふだん、北辰教師が同県人会で書道教室(第一、三の土曜午後一時から五時)、水墨画教室(第四土曜午後一時から五時)、刻字教室(第二土曜午後一時から五時)で行われている。途中休憩を入れるが、生徒たちが夢中になって作業をし、休憩を取らない人が多いという。
刻字の展示をすることが少なく、珍しい。今大会の見物。
 鈴木康夫会長は「書道・水墨画・刻字に興味のある人は、ぜひご来場ください。もし興味があり体験したい人は、毎週土曜日に同県人会で先生方が丁寧に指導します」と参加を呼びかけた。
 若松如空刻字担当は「刻字を発表するのは三回目、滅多に見れないので、ぜひ見ていただきたい」と作品の貴重さをアピールした。
入場料無料。問い合わせは、茨城県人会3209―8515 会場住所Rua Sao Joaquim,381
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これに関連した「第二十六回日本刻字展」が三月七日から十二日まで東京都美術館で開催され、ブラジルから若松如空さん、小林月仙さんが参加した。
同展の入選者はつぎの人たち。
 日本刻字協会会長賞に若松如空さん。
 日本刻字展委員長賞、大塚弥生さん。
 佳作賞、小林月仙さん、鈴木素心さん、河原瞳さん、マリオ・ムッソ・ジュニオルさん。