友好の花=初めて開花「イッぺー」=JR加古川駅広場で=マリンガ市が贈り2年目

2007年5月10日付け

 【神戸新聞】JR加古川駅北広場で、ブラジルの国花「イッペー」の黄色い花が満開になっている。二〇〇五年六月に加古川市の姉妹都市、ブラジル・マリンガ市から市長や議長ら代表団が訪れた際に記念植樹された五本で、花をつけたのは初めて。
 「イッペー」はブラジルの亜熱帯から熱帯地域にかけて育ち、大きいものでは高さ八-十二メートルにもなる。花期は南半球の春にあたる八-十一月で、ラッパのような花をつけ、色は黄色のほかにピンク、白、紫色などがあるという。
 加古川駅北広場の木は、五月初めから花をつけ始め、駅構内にある加古川市民ギャラリーには「あれは何の花?」との問い合わせが相次いでいるという。
 折しも現在、加古川市の渡辺昭良市議会議長と藤原崇副市長らがマリンガ市の市制六十周年を祝うため現地を訪問中。市国際交流協会は、さっそく開花をマ市の関係者に知らせたといい、「開花は両市の縁の深さを示すよう。毎年たくさんの花をつけてほしい」と話している。見ごろは今週いっぱい。