東西南北

2007年5月11日付け

 ブラジル司教会議(CNBB)ドン・バルボーザ事務局長の声明書に記述された「交際」という表現が問題になっている。交際にはセックスが含まれるか否か。交際は接吻と69までか。セックスがあれば、入籍しなくても夫婦であり、生活費の負担は当然。金銭の享受は売春の一種か。最近は「かよい婚」が流行しているからだ。
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 下院は九日、五月十一日をフレイ・ガルボン神父の日と定める案を承認したが、祝日にはしなかった。
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 一分間のあいさつが一万五〇〇〇人を歓喜の渦に―。ローマ法王は予定よりほぼ一時間早く宿泊先のサンベント修道院に到着。午後六時二分、バルコニーに設置された特設ステージに登場、前の広場に集まった群衆に向かいポルトガル語であいさつ、祝福した。ただ、しめくくりは、「ムイ・オブリガード」「ブエナス・ノチェス」だった。
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 二〇〇五年に新法王ベネディクト十六世が誕生して以来、サンパウロ市では十五人の赤ちゃんが法王の名(ポルトガル語でベント)で出生登録された。一九五一人が名前をあやかった前法王ヨハネ・パウロ二世にはまだまだ及ばない。
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 サンパウロ市警察は九日、市内で誘拐され、先月三十日にサンパウロ州モンチモール市で放置されたとみられる二歳の男児の家族を確認。
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 パパ(ローマ法王)といっしょに寒波も到来。サンパウロ市北部サンタナ区の観測所では九日午後五時に気温が十度を記録、四月二十八日(一九・一度)以来の寒さとなった。寒さはさらに厳しさを増すと気象庁は予想。南部のサンタカタリーナ州とリオ・グランデ・ド・スル州では、今年初めての氷点下を記録した。