日伯親善野球はじまる=伯選抜=茨城戦で待望の初勝利

2007年5月15日付け

 ブラジル選抜チームと日本の各県高校野球選抜チームが対決する「日伯親善高校野球」が今月十二日に始まった。
 全伯選抜は十二日に群馬県選抜と群馬県経営敷島球場で、十三日午前に茨城県選抜(県北・水戸)、午後に同県選抜(県南・県西)と水戸市民球場で対戦した。現在三試合を終え、一勝二敗。三試合目に待望の一勝目を上げている。
 初日の対戦は長短打を連打して得点を重ねた群馬県選抜が十一―四で快勝した。同県選抜は打線が上手く機能し計十三安打を放ち、七回までに十一点を挙げた。ブラジル選抜は得意の長打力で八回までに四点を返したが、反撃はここまでだった。
 二日目午前の対戦は終盤に四球と安打を絡めて一気に逆転した茨城県選抜(県北・水戸)が八―四で逆転勝利。ブラジル選抜は初回に連打で三点先制したが、六回に連打で同点に、八回に四球と連打で四点を挙げられ逆転負けした。
 同日午後、茨城県選抜(県南・県西)との対戦は初回に満塁ホームランなどで先制し、逃げ切ったブラジル選抜が六―三で初勝利を挙げた。初回に満塁ホームランなどで五点を先制し、中盤にも加点し、計六点を挙げた。茨城選抜は三回に連打で三点を挙げたが反撃はこの回のみに留まった。
 次回は同月十五日の福島県選抜(県中・県南・いわき)、同県選抜(県北・会津・相双)とのダブルヘッダー。この試合を含めて残り五試合。残りの試合をブラジル選抜がいかに巻き返すかが楽しみだ。