大耳小耳

2007年5月19日付け

 今どこに――? 一九七五年、平野植民地六十年祭のころに作られた平野運平の胸像。サンパウロ市に寄贈され、タマンズアテ川横に置かれたが、橋の設置工事にともない取り除かれて以降、行方不明に。平野植民地の池田好幸さんは「どこかの倉庫に捨てられたままか。このままでは、胸像が不憫だ・・・」と捜索を訴えている。
     ◎
 日本の経済情報誌「財界展望」六月号がブラジル特集を掲載した。「世界第十位の経済大国・ブラジル」として、進出日系企業やコロニア企業、在日ブラジル関連企業・団体など約二十社が紹介されている。関連企業の広告部分も含めれば十四ページのボリューム。経済だけでなく、来年の移民百周年にも触れ、「日系社会と日系人が築き上げた世界最大の親日国」と評している。
     ◎
 ブラジル選抜、岐阜に惜敗――。日本で開催中の日伯親善野球大会は十七日、第六戦目となる岐阜県選抜との試合が行なわれ、伯チームは岐阜選抜の二倍の十二安打を放ったものの、試合は三―五で惜敗した。二試合を残し、ブラジル選抜は通算二勝四敗。次の試合は十九日、三重県選抜との試合が四日市市で実施される。